庭木に人気の常緑樹7選|手入れが楽で1年中見栄えのいい木

2019/05/31

常緑樹

庭木を植える際、好みや用途など様々な基準で木を選ばれるかと思います。その中でも人気が高いのはやはり常緑樹です。

しかし、次のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「常緑樹がいいって聞いたけど、どんな木があるのかな」
「そもそも、なんで常緑樹が人気なの?」

今回は、常緑樹が庭木に向いている理由や、おすすめの7種類の常緑樹、そして選ぶ際のポイントなどを紹介します。

庭木に常緑樹が向いている理由

木には、年中葉が付いている常緑樹と、秋に葉を落とし春にまた芽吹く落葉樹があります。

2つのうち、なぜ常緑樹が庭木として人気なのでしょうか?その理由はズバリ、年中葉があるというところです。

庭木に年中葉があると次のようなメリットがあります。

  • 冬場に寂しい印象にならない
  • 生垣や目隠しとして機能する
  • 落ち葉の掃除が楽

秋に葉をすべて落とす落葉樹は、紅葉や落葉で季節を感じることができますが、やはり冬の間、寂しい印象になります。

さらに、生垣や目隠しとして植える場合は、落葉樹ですと機能を果たしませんので、年中葉のある常緑樹が向いています。

そして、常緑樹の場合は、一部を除き年中通して落葉が緩やかなものが多いので、掃除も楽でしょう。

育てやすく見栄えもいい人気の常緑樹7種類

ここで人気があるおすすめの常緑樹を7種類を紹介します。それぞれ比較的育てやすく、見栄えのいい木ですので、好みのものがあればぜひ植えてみてください。

  1. シマトネリコ
  2. オリーブ
  3. シラカシ
  4. アラカシ
  5. 赤松
  6. 月桂樹
  7. ナンテン

それぞれの特徴を説明します。

【1】シマトネリコ

シマトネリコ

明るい緑の細かな葉がさわやかで、個人宅の植木から商業施設の植栽まで、多様なシーンで人気のある常緑樹です。

鉢植えサイズの小さいものから、シンボルツリーとしての見劣りのしない高木まで、いろいろな用途や樹形に対応できる木です。おすすめは「株立ち」と呼ばれるスタイリッシュな樹形です。

丈夫で虫にも強く育てやすいですが、その分すぐに大きくなるので定期的な手入れが必要でしょう。

【2】オリーブ

オリーブ

オリーブというと、イタリア料理に使われる緑や黒の実を想像されるかもしれませんが、その実のなるオリーブの木が、近年庭木として人気あ高まっています。

西洋では古くから平和の象徴の木として親しまれており、深緑の細かな葉と白い幹が、おしゃれな雰囲気を出すので洋風の家にピッタリです。

大きな株は、シンボルツリーにも向いています。

ただし、小さな枝がたくさん増えて鬱蒼としやすいので、樹形や剪定方法には工夫が必要です。

【3】シラカシ

シラカシ

カシのなかでも細い葉をもつスッキリとした印象のシラカシは、個人宅の庭木や生垣のほか、マンションや企業の植栽としても人気です。

ドングリのなる木ですので小さいお子様にも喜ばれるかもしれませんね。

放っておいてもしっかりと葉が茂るので、生垣などにも向いていますが、鬱蒼と茂ることもあるので、時々きつめに剪定すると良いでしょう。

また、イラガという毒蛾の幼虫がつきやすいので対策が必要です。

【4】アラカシ

アラカシ

アラカシは、先ほど紹介したシラカシより葉が大きく、力強い印象があるので男性にも人気の高いカシの仲間です。

シラカシの葉は細くスッキリしているのに対し、アラカシの葉は幅が広く縁がギザギザしています。

シラカシと管理方法は同じで、害虫対策も必要です。

【5】赤松

赤松

松というと「手入れが大変で難しい」「和風」というイメージを持たれているかもしれません。

しかし、赤松は松の中でも比較的手入れが簡単で、樹形によっては洋風のお庭にも合うので、実は人気の品種です。

樹皮を手入れすると美しい赤色になり、それが赤松という名前の由来にもなっています。

【6】月桂樹

月桂樹

月桂樹は、「月桂冠」という言葉で馴染みがあるように「勝利」や「栄光」という花言葉を持つ人気の木です。

ただ縁起が良いだけではなく、乾燥させた葉はローリエという香辛料として使われ、防虫効果もあります。

乾燥させる前の生の葉にも防虫効果があり、虫が寄り付きにくいというメリットがあるので、虫が苦手な方にもおすすめです。

【7】ナンテン

ナンテン

古くから魔除けとして植えられてきたナンテンは、生命力が強く初心者でも扱いやすい木です。

また、幹が細いので、樹形を工夫することでスタイリッシュに仕立てることも可能です。

雪兎の目によく使われる可愛らしい赤い実や、気温が下がると色づいて美しい葉も人気のポイントでしょう。

ただ、丈夫で元気な文、根元からたくさんの新しい芽が生えて横に大きくなりすぎることもあります。定期的に、不要な部分を切ったり抜いたりすることでスッキリした樹形を保ちましょう。

庭木として常緑樹を植えるときのポイント

ここで、庭木を選ぶときのポイントを紹介します。常緑樹に関わらず、ほかの木にも当てはまることも多いので是非チェックしておいてください。

  • 植えるスペース
  • 日当りや水はけ
  • 管理できる頻度

それぞれ説明していきます。

植えるスペース

まずは、植えるスペースが十分にあるかどうか見ておきましょう。

面積だけでなく、高さも確認してください。生長して軒やカーポートなどに当たらないか、注意しておく必要があります。

また、敷地の境界付近に植える場合は、近隣の迷惑にならないかも考えましょう。

実際に見てみて、スペースが小さいと感じた場合は、無理に地植えせず植木鉢に植えたものを置くという方法もあります。

日当りや水はけ

植えるスペースの日当りや水はけを見て、環境に合った木を選びましょう。

特に建物の北側は、あまり日が当たらないので、日陰や寒さに強い品種を選ぶ必要があります。

また、常緑樹ならではの景観の問題として、夏の間は良い日よけになっていても、冬は日光を遮って薄暗くなってしまうかもしれないという点にも注意しておきましょう。

冬場に日当たりを確保したい場合は、落葉樹の方が向いているかもしれません。

管理できる頻度

木は、水やりや剪定、落ち葉の掃除など最低限のお手入れが必要です。。

常緑樹は、落葉樹に比べて落ち葉の掃除が少ないとはいえ、ずっと葉が付いたままとというわけではありませんので、多少は葉を落とします。

また、丈夫で育てやすい品種ほど、葉が茂りやすいので、放っておくと鬱蒼としてしまうこともあります。やはり定期的な剪定が必要です。

そのほか、夏場は毎日水やりが必要な木や環境もありますので、管理を無理なく行えるかどうかも考えておくポイントです。

まとめ

庭木に人気の常緑樹について説明しましたが、いかがでしたか?

常緑樹は、年中お庭で緑を楽しむことができ、目隠しの機能もバッチリです。

多少の手入れは必要ということは念頭に置いて、お庭に合う素敵な木を選んでみてくださいね。

大阪・京都で常緑樹の植栽について相談するなら植木屋松正までご相談ください。

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