虫の付きにくい植木をサイズ別に11種類紹介

2019/04/25

お庭造りをされる際、悩みの種になるのが「虫」という方は多いです。

虫が大の苦手という方は対策されたいと思われるでしょうし、そうではなくても、植木に大きな害をもたらす害虫や、人に害のある毒を持つ虫もいますので注意しておくに越したことがありません。

今回は、虫がつきにくい植木をサイズや用途別に紹介し、それぞれの特徴も紹介していきます。

虫嫌いの方が避けたほうがいい、「虫が付きやすい木」もいくつか紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

虫がつきにくい高木4m〜シンボルツリーにおすすめ〜

4m以上の高木として、虫がつきにくくシンボルツリーなどにおすすめの木を3つ紹介します。

背の高い木は、虫がついた際の駆除や薬剤散布が大変なので、特に虫に強い品種を選ぶ必要があります。

  1. シマトネリコ
  2. オリーブ
  3. ミモザアカシア

それぞれの木の、虫がつきにくい以外の特徴も紹介します。

【1】シマトネリコ

シマトネリコ

明るい緑の細かい葉が爽やかなシマトネリコは、株立ちという数本の枝が根元から伸びた樹形に仕立てて植えるのが人気です。

柔らかそうな葉っぱですが、意外と虫がつきにくい品種です。

虫に強く、元気がある分、枝が勢いよく伸びて大きくなりやすいので、樹形を保つためにはこまめな剪定が必要です。

【2】オリーブ

オリーブ

オリーブオイルの原料となるオリーブは平和の象徴とされる木で、近年、日本でも庭木として使われるようになりました。

一般家庭での結実は簡単ではありませんが、楕円形の葉っぱや白い幹がおしゃれなので、鑑賞樹としても十分楽しめます。

お手入れに関しては、細かい枝がよく伸びて鬱蒼とすることがあるので、きつめの剪定が必要です。

【3】ミモザアカシア

ミモザアカシア

春先に黄色い花をつけるミモザは、薄緑の細かい葉もおしゃれでかわいく、切り花だけでなく、庭に植える方も増えてきました。

ただ、枝が伸びすぎると折れやすいので台風シーズンなどは注意が必要です。あらかじめ危なそうな枝は切っておきましょう。

虫がつきにくい2~3mの中木〜小さな庭にもおすすめ〜

玄関前の小さな花壇やアプローチ脇の小さなお庭などにもぴったりの中木は、住人との距離が近いので、虫が嫌な人は植える木を選んだ方が良いでしょう。

【1】キンモクセイ

キンモクセイ

秋になると、小さなオレンジ色の良い香りのする花をつけるキンモクセイは、昔から庭木として親しまれてきました。

硬く半光沢のある葉は病害虫に強く、年中青々と茂ります。

成長スピードが緩やかで、葉の密度の調整が難しいので、年に1回程度の定期的な剪定を行って樹形を保つ必要があります。

【2】ゲッケイジュ

月桂樹

ゲッケイジュは漢字で「月桂樹」と表記され、勝利や栄光の象徴として古くから親しまれきた木です。

葉はローリエという香辛料として使用されるなど、良い香りがあることも特徴で、葉の成分に防虫効果があるので虫もあまりつきません。

乾燥させた葉はお料理以外にも防虫剤として利用できるという、虫嫌いの方にはちょっとお得な木です。

生垣におすすめの虫がつきにくい木

木と木の間隔が狭く同じ木が並ぶ生垣は、1本の木に虫が付くと他の木も全て被害に遭う可能性があります。

また、家と外とを隔てる場合は近隣のからも「虫が付いている」と苦情を言われる可能性がありますので、注意しておきましょう。

  1. イヌマキ
  2. トキワマンサク
  3. カイヅカイブキ

【1】イヌマキ

マキ

細長い葉が美しい和風の庭木です。

成長スピードが緩やかで、細かい葉が密に茂るので生垣におすすめです。

【2】トキワマンサク

トキワマンサク

5月頃に細い花弁が垂れ下がる可愛い花をつけるトキワマンサクは、最近生垣としての人気が高まっている木です。

葉っぱの表面に細かい毛が生えており、肌の弱い方が直接触れるとかぶれる可能性があるので、人通りの多い場所や、小さなお子様が遊ぶ場所の近くは避けることがおすすめです。

【3】カイヅカイブキ

カイヅカイブキ 生垣

細かい葉がビッシリと生えて、しっかりと目隠しの機能を果たしてくれるカイヅカイブキは、虫がつきにくく生垣によく使用されます。

新規に植えられる方が減り少々流行遅れの印象もありますが、まだまだ根強い人気があると言えるでしょう。

ただ、成長スピードが速く、「いつの間にか手の届かないところまで伸びて手入れできない…」というケースもよく聞かれますので、個人宅にはあまりおすすめではありません。

工場やマンションなど、大規模な敷地で、業者に管理してもらえる環境に適しています。

虫のつきにくい1m未満の低木〜小さなスペースにもぴったり〜

メインの木の横のスペースが寂しい時や、高さのある花壇に植える木に迷った時にぴったりなのが1m未満の低木です。

ここでは花も楽しめる3種類の木を紹介します。

  1. ジンチョウゲ
  2. アジサイ
  3. アベリア

【1】ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

ジンチョウゲは光沢のある葉をもつ常緑樹で、丈夫で虫もつきにくいです。春先に良い香りの花をつけますので、毎年春の訪れを香りで感じることができるでしょう。

白い花をつける品種や、葉に白い縁取りのある品種などもあります。

【2】アジサイ

アジサイ

梅雨時のお庭を彩るアジサイは、柔らかそうな花や葉ですが、虫に強く丈夫な樹木です。

ただ、カタツムリやナメクジには弱いので、どうしても見たくない!という場合は「スラゴ」「ナメトール」などの薬剤を散布しておくことがおすすめです。

【3】アベリア

アベリアフランシスメイスン

低木生垣として人気の高いアベリアは、春から秋にかけて白い小さな花を沢山つけます。

よく伸びて枯れにくいですが、大きくなりすぎると鬱蒼とするので、定期的な剪定は必要です。

虫嫌い必見!実は虫が付きやすい木

NGな植木

ここでは虫が嫌いな人には絶対おすすめしない、虫がつきやすい木を6種類挙げました。カッコ内は付く虫の名前です。

それぞれ人気の高い植木ですが、害虫対策をしないと、ほぼ確実に虫を見ることになります。

  • サザンカ(チャドクガ
  • ハナミズキ・ヤマボウシ(イラガ
  • カシノキ(イラガ
  • ウメ(カイガラムシ・毛虫
  • ミカンなどの柑橘類(カイガラムシ・青虫
  • プリペット(毛虫

カイガラムシや、ただの毛虫や青虫の場合、木の養分を吸ったり葉を食い荒らしたりするだけですが、イラガとチャドクガは毒のある害虫で、そのうちチャドクガは卵も幼虫(毛虫)もサナギ(繭)も成虫(蛾)にも毒があり人体に害をもたらします。

植木の害虫対策を自分で行う方法

害虫対策

虫に強い木といっても、時折その木を好む虫も現れます。また、すでに植えている木に虫が来て困っているという方もいらっしゃるかと思います。

そういった時の対策として、ご自身で薬剤散布を行うという方法があります。

殺虫剤や害虫対策の薬剤散布を植木屋に依頼するという方法もありますが、個人宅の場合、ご自身で行ったほうが断然安くすむのでおすすめです。

一番手軽なやり方は霧吹きタイプの園芸用殺虫剤を吹きかけておくことです。特に柔らかい新芽は、虫が好みますので気をつけておかれると良いでしょう。

霧吹きタイプでおすすめの薬剤⇒「ベニカXファインスプレー(外部サイト:住友化学園芸)

そのほかにも水に薄めて植物の根の周辺に散布するタイプの「オルトラン」なども、青虫・毛虫対策におすすめです。

木が根から成分を吸い上げて、全体に行き渡るので、効果が持続するのが特徴です

水溶性タイプでオススメの薬剤⇒「家庭園芸用GFオルトラン水和剤」(外部サイト:住友化学園芸)

ただ、マンション植栽や工場敷地で広範囲の場合は、かなりの労力がかかるので、噴霧器などで一気に作業を行える植木屋に頼むのがおすすめです。

虫がつきにくい木への植え替えや広範囲の薬剤散布は植木屋に相談を

今回は虫がつきにくい木を紹介しましたがいかがでしたか?ぜひお庭造りの参考になさってください。

ただ、いくら虫がつきにくい木といっても、その木を好む虫が存在することもありますし、偶然葉っぱに止まった虫が目に入ることもあるかもしれませんので、その点はご了承くださいね。

また、「今ある木を虫が付きにくい木に植え替えたい」「広範囲の植木の害虫対策をして欲しい」という場合は、大掛かりな作業が必要になることもありますので、植木屋に相談されることがおすすめです。

 

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