【法人向け】空き地の草刈りガイド|草刈りは義務?かかる費用は?

2023/04/20

【法人向け】空き地の草刈りガイド|草刈りは義務?かかる費用は?

空き地を放っておくと、雑草が生えてしまいます。

空き地を管理するのは土地の所有者の努力義務なので、雑草がぼうぼうにならないように、定期的に草刈りをしなくてはいけません

個人所有の空き地はもちろん、会社所有の空き地であっても同様です。

今回の記事では、「空き地の草刈りはなぜしないといけないのか?」というところから、「空き地の草刈りを業者に頼む場合にかかる費用目安」というところまで、実際に法人様より空き地の草刈りのご依頼を多くいただいている当社『植木屋松正』がお伝えします。

空き地の草刈りは義務? しないといけない?

結論としては、罰則が規定されているわけではないものの、「空き地の草刈りは努力義務であり、(空き地の)所有者・管理者がしないといけないもの」と捉えたほうがよさそうです。

というのは、自治体によっては「周りに迷惑をかけないように空き地をきちんと管理してください」といった旨の条例が出ていることがあるためです。

条例を無視して空き地を放置し、雑草がぼうぼうになっていると、行政から指導が入る場合があります。

もし行政から指導が入らないとしても、近隣住民さんから苦情が来る可能性は大いにあります。
「伸びた雑草やツタがウチの敷地に入っている!」というのがよくあるケースです。

個人であろうと企業であろうと、近隣住民さんとは良好な関係であるに越したことはありませんから、やはりきちんと空き地の草刈りをして、苦情が入る状況を避けるべきでしょう。

空き地の草刈りをしないで放置すると、どうなる?

不法投棄

空き地の草刈りをしないで放置すると、様々な問題が発生します。

空き地へのゴミの不法投棄が発生しやすくなる

その問題の1つが、「ゴミの不法投棄」です。
実際、依頼を受けて空き地の草刈りをしているとゴミが出てくることが多々あります。

雑草が茂っていて人目につきにくくなることで、「ゴミを捨ててもいいや」と考える人が、残念ながらたくさんいるのでしょう。

荒れた空き地は悪臭や害虫などが発生し、火災の発生リスクも高い

空き地にゴミが溜まれば、悪臭や害虫・害獣(ネズミなど)が発生しやすくなり、近所迷惑となります。

また、荒れた空き地は放火の標的にもされやすく、火災の発生リスクも高くなります。

空き地の草刈りをせずに放置すると、雑木(ぞうぼく)が生えることも

空き地の草刈りをせずに放置すると、いつのまにか雑木(ぞうぼく)まで生えてくることがあります。

雑木

上の写真に写っている木も、勝手に生えてきた雑木です。

鳥が木の実を食べ、落としたフンから種が発芽することで、雑木は増えていきます。大きくなる樹種も多く、放置すると伐採にはとても手間がかかってしまいます。

空き地の草刈りを行政(市や区など)に依頼することはできる?

基本的に、空き地の草刈りを行政(市や区など)に依頼することはできません

草刈り機を貸し出したり、民間業者を紹介したりと、空き地の草刈りをしたい人に対してサポートをしている自治体はあります。

空き地の草刈りに必要な道具は「草刈り機」や「ナタ」

会社(法人)の場合、有している空き地の面積が広いので、自分たちで道具の準備をして草刈りをする人はほとんどいらっしゃいません。

ですが、仮に一部の箇所でも誰かが行うとすれば、必要なのは「草刈り機」や「ナタ」などです。

草刈り機やナタは、ホームセンターやネットなどで手に入ります。
しかし、扱いには慣れが必要で、ケガをするリスクもあります。

広い空き地の草刈りを、自分で無理にやることはおすすめできません。
プロの業者(植木屋など)に依頼をするほうが安心で早いです。

空き地の草刈りで「草刈り機」や「ナタ」を使う時の注意点

先ほども述べたように、草刈り機やナタの扱いには慣れが必要です。

草刈り機・ナタともに、刃先をしっかりと見てきちんと刈り取れているかを常に意識することが、作業のポイントです。

特に草刈り機を使用する時は、ケガに注意しましょう。金属刃よりも比較的安全性が高い、ナイロン刃の草刈り機を使用することをオススメします。

また、草刈り機の使用時は、飛び石が飛びます。
道路沿いの草刈りを行う時は、特に気を付けなくてはいけません。

空き地の草刈りで出たゴミの処分方法

草

狭い空き地の少量(ゴミ袋1袋程度)の草なら、燃えるゴミとして出すことができます。

しかし、量が多くなる場合は、刈った草は産業廃棄物として処理しなくてはいけません。

ゴミの回収業者に依頼して草を持って行ってもらうのが、1番スタンダードな処理方法でしょう。

その他の処理方法としては、空き地の片隅で堆肥化させるという方法があります。
空き地の他に畑も所有しているなら、良い方法かもしれません。

草を燃やして処分することは、基本的にはNGです。
近隣トラブルや火災のおそれがあるため、野焼きは法律で原則禁止とされています。(「廃棄物処理法」第16条-2

空き地の草刈りはどのくらいの頻度で行えばよい?

空き地の草刈りの頻度は、年に2回が目安です。

夏(6~7月)に1回、そして冬(11~12月)に1回、草刈りを行うとよいでしょう。

6~7月に草刈りを行うべきなのは、雨季の到来・気温の上昇に伴い、雑草が急成長するタイミングで刈り取っておきたいためです。
このタイミングを過ぎると、雑草は増えすぎ・伸びすぎで空き地が大変なことになります。

そして11~12月に再度草刈りを行うべきなのは、夏とは反対に枯草が増え、刈り取っても草丈が伸びることがなく、綺麗な状態を春ごろまで保てるからです。

空き地の草刈り後、雑草が生えてこないようにする対策

防草シート

草刈り後の雑草対策には様々ありますが、「広い空き地をなるべく少ない労力で対策できる」としてオススメなのは、防草シートの施工です。

除草剤は広範囲へ撒くことが大変ですし、コンクリートで固めるのは技術が要り、結局コンクリートの隙間から草が生えてくることが結構あります。

質が良い防草シートを使用すれば、防草効果は5~10年ほど期待できます。

空き地の草刈りを業者に依頼する3つのメリット

  1. 自分たちでやるよりも綺麗に仕上がる
  2. とにかく楽
  3. ゴミ処理まで任せることができる

空き地の草刈りを業者に依頼するメリットは、主に上記の3点です。

実際に草刈りをしたことがある人はお分かりになると思いますが、便利な機械があるとはいえ草刈りは大変な作業です。

気温が高い夏場の作業は体力が要り、気を付けていてもケガのリスクがつきまといます。

こうした不安事項をまとめて手放せることは、メリットとして大きいのではないでしょうか。

いっぽう、空き地の草刈りを業者に依頼するデメリットは、お金がかかってしまうことです。

どんな場合、空き地の草刈りを業者に依頼した方がいい?

空き地の広さによらず、「自力での管理が難しい」と判断したら、空き地の草刈りをプロの業者に依頼することをオススメします。

実際、先にも述べましたが、空き地の草刈りを自力でしている人はあまりいらっしゃいません。

依頼を決めかねて雑草を伸び放題にしてしまうと、作業が大変になり、費用は高くなってしまいます。

(先に述べた不法投棄・害虫の発生・火災の発生リスクももちろん上がります。)

費用を抑えるためにも、先延ばしにしないで、早めにプロの業者に相談しましょう。

空き地の草刈りをプロの業者に依頼する費用

メリット

空き地の草刈りをプロの業者に頼んだ場合にかかる費用は、1㎡につき30~150円です。
仮に200㎡の空き地であれば、6,000~30,000円ということになります。

平坦な広い空き地で自走式の草刈り機を併用することができれば安くなったり、逆に斜面がある空き地では高くなったりと、空き地の条件・雑草の状態により費用には差があります。

そして上記の作業費用に、草の処分費用が上乗せされます。

業者によっては、草刈りの頻度によって割引をしていることもあるようです。

「予算が決まっている」「予算を抑えたい」という人は、その旨も併せて相談してみましょう。

まとめ

以上、空き地の草刈りについての情報をお伝えしました。

初心者でも扱える道具・機械があるとはいえ、空き地の草刈りは大変な作業です。会社が持っている空き地は比較的広いので、いっそう大変でしょう。

予算の問題もあるとは思いますが、プロの業者に依頼することが1番です。

定期的な草刈りとなれば、予算を抑える工夫をできることもあるので、業者さんに相談してみてください。

 

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